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西会津との出会い
片岡美菜さん ↳専門学校桑沢デザイン研究所を卒業後、グラフィックデザインの仕事を経て都内の鞄製作所へ転職。鞄の量産・修理・企画・サンプル製作を6年ほど経験。2020年8月に西会津に移住。企業が他の地域おこし協力隊として任命され、隊員としての3年間で鞄製作所の起業とともに製品の企画・製造を通し、人と地域の活性化に尽力されました。 ~きっかけ~ 「自然豊かなところでものづくりがしたい」 私は鞄の仕事に就く前からそんな夢を抱いていました。前職の鞄メーカーで仕事をしているうちに、より夢を叶えたいと思うようになり、全国各地の候補地を見て回りました。 ~西会津との出会い~ 西会津のことを知ったのは、当時参加していたスクールです。登壇者の中に西会津で活躍されている方がおり、その方の取り組みや思想が興味深く、共感したのです。そこで、とりあえず西会津に行ってみようと思いました。 でも、すぐに移住を決めたわけではなく、何度も西会津に足を運び...そのうち自然の壮大さ、古くからの受け継がれてきた文化、地域の人たちに魅了されていったのです。 そして当時、町で企業型の地域おこし協力隊を募集していることを知り、本当に悩みに悩みましたが意思を固め応募することにしました。その後、採用と同時に町に移住しました。 ~実際に住んでみて~ 自然豊かな風景はいつ見てもきれいだなぁと思います。毎日風景が変わるし飽きません。それから、人々にも魅力を感じています。こども園に通う息子がいるのですが、地域の人たちがあたたかく、いい距離感で見守りかわいがってくれます。 また、私が町に移住したころには既に移住者の方がいて、精力的に活動していました。自分が活動していくうちに感性が同じような仲間が増え心強く感じましたし、現在も仲間同士がお互いリスペクトしながら活動ができ充実した時間を過ごせています。
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移住を考えている方へメッセージ
~住んでみて大変だったこと~ やはり雪です。ただ私の住んでいる地域は、道路に雪が積もっても朝になるときれいに除雪されています。それから、地域の行事や集まりです。交流が深められて楽しいですが、結構時間が取られてしまいます。また、子供が小さいので行事や集まりにあまり出かけられないときがあります。出られなくても地域の皆さんは何も言わずそっとしてくれるのでありがたいです。 ~現在の仕事~ 自らのブランドはできて、当時から続けている東京の下請けの仕事をしながらかばんや小物の企画・製作をしています。実は、協力隊当時からご要望に応じて革を使ったワークショップを開催しています。地域の方からは「鞄の人ね」と言われることがあり、認識が高まってきてうれしいです。 ~今後の夢は?~ ブランドができたので、店を継続しながら財布や小物などの商品を企画・製作し増やしていきたいです。夢を叶えることが出来たこの町で今後の方向性を模索しながら前進していきたいと思っています! ~移住を考えている方へ~ 「西会津町はやりたいことが出来る雰囲気がある」私が日ごろ感じていることです。自分がやりたいことを実現してくれる仲間、役場のフォローなどがあってこそだと感じています。これから移住を考えている方は、共感できる仲間がいるのか?また、自治体のフォローがあるのかなど考えることが結構重要かなと思います。 ※このインタビューは下記リンクからフル版をご覧いただくことが出来ます https://iju-nishiaizu.com/wp-content/themes/nishiaizu-iju-theme/img/interview/kataoka-interview.pdf
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