-
キャリアについて
大学卒業後、村本さんはサントリーに入社。ブランドマネージャーとして商品開発の最前線で働いていました。その後「女性のキャリア支援がしたい」という思いで会社を辞め、今の仕事につながっていきます。 「人に教えることは、もちろんサントリーではしてなかったので、改めて聞かれるとコンセプトってどうやって考えているんだっけ?となって。そんな状態から始まり、自分がいつどういうタイミングで何を考えて具体的な形にしているのか、みたいなものを整理していきました」 「最初は一対一のコンサルティングの形でやったんですけど、そうすると『これ、毎回私言っているな』『みんな、これが分からないんだ』ということに気づいて、だったらこれは最初から説明をした上で考えてもらう方がいいな、という感じで資料を作っていきました。それがコンテンツになっていった感じです。私が主にご支援していたお客様は大企業のマスマーケティングとはだいぶ異なりますが、商品と作り手の距離が近い分、作り手の想いや価値観がそのまま商品の魅力になるんだと分かりました」 そんな経験がまとめられた村本さんの書籍が発刊されています。
村本彩『価値づくりの教科書 個人・小さな会社のためのブランディング 』https://amzn.asia/d/9dz2FdL
-
ブランディングとマーケティング
村本さんに聞いてみました。 ―マーケティングとブランディングの関係を教えてください。 「マーケティングは売るための戦略を考えること。ブランディングは人が何かを購入する背景にある心惹かれる『理由』を作り、愛着を育む作業だと私は考えています。ブランディングがあってこそ、マーケティングの『売る』という行為が数字や売上だけではなく温かい血の通った人間味を帯びると思っています」 「ブランディングって突き詰めると『自分の軸』を考える作業なんです。だから、ビジネスの相談を受けていたはずなのに、いつの間にか『本当に暮らしたい場所はどこか』『どう生きたいか』という話になることもあるんです」 起業家や企業へのブランディング支援を展開してきた村本さん。その事業の可能性を大きく広げる転機となったのは、自身の「移住」でした。その原点には、海辺で偶然目にした、何気ない家族の風景がありました。 取材・文:小田和賢一
ログインとユーザーネームの登録が必要です。


