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転機となった地銀への出向
——2021年に静岡銀行へ出向された経緯などを教えてください。 碓井: はい。当時、私は結婚を意識し始めていたタイミングで、「いつかは地元に戻るのかな」とぼんやり考えていました。そんな時、会社から静岡銀行さんへの出向の打診を受けました。 私が沼津出身なので「出身の静岡だから、行ってみたら?」と上司に声をかけてもらいました。銀行という未知の分野でしたが、自分のスキルを地元で試せるチャンスだとも思って、そのお話を有り難く引き受けました。 ——出向期間に、どんなお仕事に携わりましたか? 碓井: 出向先は静岡銀行の「地方創生部」でした。市役所や地元の事業者さんと深く関わる部署です。だから、広告業で培ったマーケティングの視点を地域の活性化に活かすことをまず考えました。それと、単発なものではなく、取組みが続いていくことを意識しました。 はじめから私がやることが決められていたわけではなく、出向してから自分ができることを探し始めるといった感じでした。出向の2年間で、地方創生部の公式Instagramのリニューアル・運営、地域の事業者さんの伴走支援、子ども向けのイベント運営などに携わらせていただきました。 ——地域の活性化がミッションだったわけですね? 碓井:はい。静岡銀行の創立80周年を記念した観光振興プロジェクトの一つで、休日の遊び予約サイト「アソビュー!」さんとコラボして、静岡の魅力を県内外に発信する特設サイトを制作することになって、ここにも関わらせていただきました。 各支店のネットワークを活かしたい、営業活動で日々地域を歩いている行員さんだからこそ知る地元の魅力を形にしようということで、銀行内でアンケートを実施しました。そしたら予想を超える熱量の回答が集まって。
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静岡愛が詰まったサイトを作れた実感
——どんな回答が集まったんですか? 「この通りから見える夕日が一番綺麗だ」とか「裏路地にあるこのお店が実は美味しい」「この企業の裏側にはこんなお店もあって、行った方が面白いですよ」といった、地元の人しか知らないような情報でした。 営業店で皆さんお忙しいなか時間を取ってくださって、「いや、本当にこういうとこが魅力だから伝えたいんだよ」って熱く語ってくれる方もいらして。 その思いをどう集約するか、任されました!みたいな気持ちになりました。サイトの見せ方など私なりに広告の目線を共有させていただき、最終的にそれぞれの「静岡愛」が詰まったサイトがプロジェクトメンバーで作れたと感じています。 ——ここで、当時の同僚で、インタビューに同席された静岡銀行地域創生部の佐藤さんが、碓井さんの当時の様子を話してくれました。 佐藤さん:私は碓井さんの出向期間の後半を一緒に仕事させてもらったんですけど、地域創生部は金融サービスを扱っているわけではなく、地域課題を色んな関係者と連携して解決したり、盛り上げることがミッションで、私のチームでは観光で人を呼び込もうとしたり、地域で頑張る人を応援したり、移住者を増やしていくようなことをしています。 碓井さんが来てくれたことで、銀行内だけでは不足しがちなマーケティングやプロモーション、リサーチの力を持ち込んでくれたので有り難かったです。「すごい」って感じで・・・地方創生部のInstagram運用もほぼゼロベースで刷新してくれて、外部誌に掲載されて話題になりました 碓井:自分はやったことがあったから、ってだけなんですけどね。「企画して推進・実行する」っていうフローを会社でずっとやっていたので(Vol 03 に続く)。
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